子どもは、コロナで死なない
コロナ惨禍でも生き残る。そのためにはどうしたらいいのだろう。
最近、こういうテーマの出版物やTVドキュメンタリーをしばしば見かける。
自粛・マスク・ソーシャルディスタンス・都市封鎖を続けても収束の見通しが立たないのが現状である。どうしたらいいのかといわれても戸惑うばかりである。
マスメデアからの情報提供は本質的には、人々の不安をあおる煽りである。
新型コロナウイルスに関して言えば、ち密な科学的データに裏打ちされた論文も一種の煽りであることには変わりはない。(このレポートも煽りかもしれないが)。
大切なことは、煽りに乗らないで、自分の体と生命を守るために冷静に行動し、思考することである。まず、コロナに感染しても8割は発症していない。この事実に注目すべきだ。感染するかもしれないとオドオドして過ごすよりも、前向きになれるはずだ。
5人に4人は発病していない。ならば、その4人になればいい。
新型コロナウイルス年代別感染者数・死亡率データ(NHK)
新型コロナウイルスに感染しても、発症する人と発症しない人の差は何だろう。
それは、新型コロナウイルスへの抵抗力の差である。抵抗力とは免疫力だといいたいが、免疫力の説明がややこしい。
免疫を高めなさいというが、免疫が強すぎると、自己免疫疾患(自分の細胞や組織を攻撃し、傷付ける)やサイトカインストーム(免疫系の暴走)になる。新型コロナウイルスの末期症状には免疫系の暴走と似た症状になる。免疫力が強すぎる結果である。
安倍元首相を苦しめた潰瘍性大腸炎も自己免疫疾患である。難病のほとんどが自己免疫疾患といわれている。免疫系を高める最強の薬はステロイド剤である。ステロイドホルモン系の副作用は最悪である。
副作用のない自然免疫を高めるのは、自分の細胞の生命力しかない。
発症するか発症しないかは、ウイルスに対する抵抗力すなわち細胞の生命力の差と理解すればいい。
新型コロナウイルスを発症した人は、細胞の生命力=体力が落ちていたからウイルスに負けたのである。
新型コロナウイルスに勝つには8割の側に立てばいい。つまり、細胞の生命力を高める生き方、体力を高める生き方を実践すればいい。過去、人類は細胞の生命力でウイルスや病原菌を退けてきた。 コロナの死亡率を比較すると子どもや少年など若い人は感染しても発症していないし、重症化もしていない。それに対して60歳以上から死亡者は急上昇している。
新型コロナウイルス年代別死亡率
体温を下げない
子どもと老人の死亡率の差は何だろうか。それを考えてみたい。
一般的には体力、抵抗力などの違い。ひとことでいうと元気の度合い・・・・。
子どもたちは、活発に走り回っている。瞬発力も凄い。
子どもと老人の決定的な差は体力である。体力の基になっているのは実は、体温である。子どもの平均体温は60代以上の老人に比べると1℃以上高い。病気に対する抵抗力(自然治癒力)を決定づけるものは体温である。体温が上がると自然治癒力が強くなることは医学的に証明されている。体温が上がると自然治癒力のホルモン(プロパージン)の量が増加することが分かっている。
風邪をひいて熱が出るのは、体が自然治癒力を上げようとしているからだ。
風邪で解熱剤を投与するのは自殺行為である。発熱は治癒反応だから、それを阻害すれば治癒は妨げられ、症状は悪化するのは自明の理。この当たり前の事実が分かっていない医学者がごまんといる。
コロナに対する基本的な予防方法は体温を下げないこと。低体温の人は上げる工夫をすることである。低体温は万病の元である。
腸内には自然免疫系の細胞が70%以上存在している。腸管の温度が1度下がると、免疫力が35%落ち、腸内の悪玉菌が倍増するというデータがある。
慢性疾患を抱えている人の腸内温度は35℃を切っている。健康な人の腸内温度は37℃で維持されている。子供のお腹は、いつもポカポカして温かい。
なぜ、37℃なのか。人類が地球上で発生した時の温度が37℃であった、と生物発生学の専門家はいっている。生物の発生時の温度はそれぞれの種によって異なる。
鳥類は高く、40℃以上、爬虫類は30℃以下であるという。魚類はもっと低い。
新型コロナウイルスに罹って重篤になる人は、脳梗塞や肺炎、ガン、糖尿病、高血圧などの慢性疾患の患者が多い。慢性疾患の多くの人は低体温であり、原因は薬漬けの医療にある。治療薬のほとんどが化学的物質であり、細胞は体毒に侵され、解毒に追われ、細胞のエネルギーのほとんどが解毒に回される。解毒に消費されるエネルギーが多いと体温が作れなくなる。ガン患者の体温は35℃を下回っている。
慢性疾患・薬漬け・低体温の三拍子がそろっている人は、新型コロナウイルスが最も好むタイプである。子どもや若い年代の人でも、薬を常用している人は感染から発症、重症化の危険がある。 (次号に続く)