欧米で「飲水療法」が注目されはじめた

ところが21世紀の初頭の頃からアメリカを中心に良心的な医学者や研究者たちの声が漏れ始めてきた。

新世紀になって新しい医療改革の狼煙があがった。新進気鋭の研究者や医師たちが協力して「シンプル・イン・メデシン」という財団が設立された。

財団を主宰したDr.バトマンゲリジは、戦乱のイランで使用する医薬品がなく、水だけで3000人の胃潰瘍を完治させた経験をもっていた。

その後、バトマン博士はアメリカにわたり、飲水による治験の研究を重ねた。その結果、肥満、関節痛、高血圧、コレステロール、腰痛、リウマチ、エイズ、心臓病、胃痛、潰瘍が水だけで治せることを臨床的に証明した。その後、医療従事者や専門家の協力を得て、飲水法を実践した各症状の治験データは1万を超えている。

財団の研究の結果、体の各組織や細胞内における恒常的な水不足が慢性病や変形疾患の原因であることが判明した。

「シンプル・イン・メデシン」財団には、欧米の科学者、研究者、臨床医師が集まり、強固なシンクタンクを創成した。財団は数多くの研究結果を公表して、欧米の医学界に衝撃を与えた。知らないのは日本だけである。ニュースにさえならなかった。

研究成果をまとめた「病気を治す飲水法」は全米で100万部のベストセラーになった。日本語版 「病気を治す飲水法」中央アート出版

水を柱にした自分医学の勧め

ウソの病気は自分で治せる━━その方法を具体的に提案する。

人間の体が1日に必要とされる水の量は最低でも2リットルである。生命エネルギーは、基本的には水発電エネルギー(ATP)に依存している。固形物エネルギー(食べ物由来のGTP)も水が無かったら消化吸収できない。食べ物由来のエネルギーも実は、水に依存している。

水発電エネルギーのエネルギー効率は、約80%で、固形物エネルギーは約20%である。固形物エネルギーから排出される廃棄物の処理(解毒と排泄)も水に頼っている。

私たち人間は元々、魚類から進化した水棲生物である。水なしでは生きていけないのだ。陸上生活に変わっても、体内に体重の約70%水を蓄えて生きている。

人体はタンパク質である。「タンパク質は水で出来ている」━━ノーベル賞学者のセント・ジエルジがいみじくもいっている。

細胞内に取り込まれた水(H2O)は細胞内のミトコンドリアに送られて生命エネルギーATPの原料を作っている。

1日に必要とされるATPの量は、それぞれの体重と同じ量である。

水もどきの加工飲料は、ATPの原料にはならない。

試みに、しおれて枯れかかっている草花に紅茶、コーヒー、コーラ、ビールをかける人はいない。ところが、水不足で枯れかけている体に加工飲料を入れて、よしとしている人が余りにも多い。自分でウソの病気を作り出しているのだ。

「加工飲料に比べると蛇口の水の方が渇いた体には救いとなる」バドマンゲリッジ博士はいっている。理想をいえば、解離度の高い自然水が望ましいが、事態は蛇口の水でもOKというところまで来ている。

水発電エネルギー(ATP製造能力)が免疫力、自己治癒力のみなもと

自分にとって大切な人が一枚の枯れ葉のごとく散っていった時、その死の一番の原因は体内が水不足ゆえに乾燥していることに気付かなかったことにある。

医学が進歩したとされている今日でさえ、私たちの体についての知識は全体の一割にも満たない。この乏しい知識をもとに医学は病気に対する様々な治療法を考案してきたが、病院に行って病気を克服した人は僅かである。

真実を述べれば、病気を治すのは医者ではなくて、私たち自身が持っている「免疫力と自己治癒力である。免疫力と自己治癒力の源が水発電エネルギーであることを知って欲しい。そして片時も水を飲むことを忘れないで欲しい。水を飲む自助努力はクスリを飲むよりもやさしい。

水のエネルギーを用いて、自己治癒力を高めることを自分医学と定義している。自分医学で利用する水は、解離水であることが望ましい。本来、自然水は解離していたが、自然破壊によって解離度の高い自然水は、姿を消した。

 人工的に再現した解離水で治癒ホルモン(プロパージン)が3倍に増加したというデータがある。(米国テキサス大学・医学部の動物実験)水道水を利用して、家庭で手軽に解離水を作る方法を提案したい。

モノフロー±解離水装置は、電気分解の原理を忠実に再現したもので、多くの人の健康維持に寄与してきた。

水に過電圧をかけて、高密度のプロトン&電子を抽出する方法は、国際特許に守られている。このプロトン&電子が生命エネルギーの原料となる。

プロトン&電子量は一般の電気分解装置に比較すると約1万倍も高くなっている。

解離水を日常の飲料はもとより、家庭料理のベースにすることで、健康維持が期待できる。その結果、ウソの病気はもとより、ホントの病気からも遠ざかることができる。

医師が病気と診断した症状のほとんどが体内乾燥によるもので、体が求める量の水を補えば、症状は劇的に改善することが分かってきた。

高血圧の原因は体が長期にわたり、水不足の状態にさせられていることにある。

これに対して計画的な水補給がなされれば高血圧は解決される。

そして、体内の水のバランスを保つために、1日に約2~5グラムの精製されていない天然塩を摂取すれば、いい。まったく単純明快な解決法である。

日本だけでなく、世界中の人たちがこうした当たり前のことに気づいていない。

水(解離水)を用いた自分医学の実践が水によるパンデミックを救う。

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