中高年の悩みの一つに肥満がある。

「ポッコリオナカを気にするアナタにとっておきの情報があります」

メディアの広告で、よく見かけるフレーズである。

減量や肥満防止の健康食品や器具類がネット販売の市場に溢れているが、成果のほどは分からない。健康診断では、肥満は病気扱いである。

対策として、医師は、適度の運動を勧める。そして、身長と体重から割り出したBMI(Body Mass Index)値が標準値の25を1でもオーバすると、いろんな薬を出してくる。

BMIの数値の算出法は単純で、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)である。数値が25を超えると肥満と判断されるが、科学的根拠に乏しい。

なぜ、肥満を問題にするのか。
肥満が高血圧の原因と見なされているからである。

肥満体=高血圧 は今や、世の健康常識となっている。

高血圧の正式の病名は「本態性高血圧症」という。「本態性」とは原因が不明という意味である。医学では高血圧の原因が分からないといっている。原因が分からないのに治療薬を出している。不思議な話である。

医学書で病気のことを調べるには、千ページを超える文献に目を通さなければならない。病気の原因をいちいち調べる医師は少ないと思うが、知り合いの医師に聞くと、医学書では病気の原因については、ほとんどが「原因不明」の一語で片付けられている。  

病名は分かっても原因が分からないという。

「医者は病名をつければ何かができると考えている」 
 ━━イマヌエル・カント

哲学者も医師を信用していないようだ。200年経っても医学界は、少しも変わってはいない。病名をつければ医師は手(クスリ)を出せるのだ。医療はクスリの処方から始まる。

●先日、フリーウオーターの愛好者から健康相談があった。
 ご本人ではなく、友人の肥満についてである。

その友人は44歳の男性。
身長185cm。体重89kgの偉丈夫である。
ウオーキングや散歩などの軽い運動を継続中、飲酒は適量。喫煙の習慣はない。血圧は上が180。BMI価26で肥満といわれる。医者から肥満と高血圧と診断され、血圧降下剤のアムロジンを処方された。友人は、立派な体格をしており、持病もない。できればクスリは飲みたくないとのことだ。血圧はやや高目であるが、適度の運動も続けており、肥満の部類には入らないが、BMIの数値が高いといわれたことが気がかりの様子である。友人は、フリーウオーターの愛好者であるが、1日の飲水量が1リットルで少なめである。

体重が89kgなら、
30ml×89=2670ml。
約3リットルは飲んで欲しい。

飲み方をアドバイスした。
常温。コップに1杯。食前、食後の小分けにして飲む。

先に述べたように、高血圧の原因が不明(本態性高血圧)といっているのに、担当医は高血圧の原因は肥満であると決めつけている。患者を迷わす言動はやめて欲しい。肥満の人が必ず、血圧が高いとはいえない。見た目は太っていても、血圧は何十年と変わらない人は多数、存在している。痩せていても血圧の高い人は少なくない。血圧の測定法にも問題があるが、肥満は血圧とは直接的に関係がない。

はっきり言おう。
高血圧の直接の原因は、「体内の水不足」である。
臨床例や科学的根拠もきちんとしている。

(アメリカ・「シンプルインメデシン財団」)

1980年代の半ばに、アメリカの医師、バドマンゲリジ博士は、3千人を超す胃潰瘍の患者を水だけで治療した臨床観察を発表し、注目を浴びた。

1987年バドマン博士は国際がん学会に講演者として招かれ、溶媒(水の機能性)による治療法を発表した。パラダイム転換の情報を提供して、欧米の医師仲間から評価された。

後年、バドマン博士を主宰とする水の研究と治療を実践する「シンプルメデシン財団」が設立された。全米の臨床医師、溶媒の研究者約1万人が参加して現在も活動中である。

なぜ、水が治療薬になるのか。
「シンプルメデシン財団」は約1万の臨床例を発表して、欧米の医学界に衝撃を与えた。

次回は、なぜ、水で肥満、高血圧、リウマチなどの病気が治るのか。説明していきたい。

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