新型コロナウイルス騒動から2年になろうとしている。
日本では、この秋口から感染者が減少し始め、収束に向かいつつある。

とはいえ、「マスク怪人」は、一向に減る気配がない。
酸素不足による弊害の方が心配になる。
子供は精神障害、お年寄りは血栓、脳梗塞、痴ほう症に罹るリスクが高まる。

自称専門家や一部マスメデアは、冬休み頃から第6波が押し寄せる可能性があると煽っているが、地道に新型コロナウイルスの研究を続けてきた研究者達の予測は全く逆である。

「COVID-19(新型コロナウイルス)自体が変異して、弱毒化して感染爆発の恐れはほとんどなくなった」というのだ。

新型コロナウイルスの感染の勢いが失速してきたことに対して、政府や御用学者は、人流制限やマスク、ワクチンの効果をお手柄にしているが、真相は違うようだ。

欧米諸国に比べて、日本や東アジア、オセアニア、南アフリカの人々に新型コロナウイルスの感染者が少ない原因が遂に明らかにされた。

日本人や東アジア系の人々は、欧米人に比べて、元々、風邪ウイルスを抑え込む土着の免疫系を持っている。免疫系の正体はAPOBEC(アポベック)という酵素である。

アポベックについては複数の論文がある。

国立遺伝学研究所と新潟大学の合同チームは、アポベック酵素が新型コロナウイルス(デルタ株)を制御するメカニズムの研究を続けてきた。その実験結果がつい最近の10月31日、国立日本遺伝学会で発表されたのだ。

このニュースを知っている人は、ほとんどいない。
厚労省や研究者(御用学者)、NHK、全国紙もなぜか、取り上げなかった。

コロナ禍で2年間も苦しんでいる多くの日本人に即、届けなければならない価値ある発表だと思うが・・・。「コロナ脳」では無理か。

合同チームの発表を知った東京医科歯科大学臨床教授の大和田潔医師は自前のツールで合同チームの研究内容を伝えた結果、一部の人たちの間で知られることになった。

大和田医師の解説によれば、「日本や東アジアにおいて、流行波が最初から他国より小さく、第5波も急激に収束したことは、人流やワクチンだけでは説明がつかない。日本人は新型コロナウイルスに対する何らかの抵抗力を持っていた。どの日本人も幼少期から、季節性コロナウイルスに曝露され、免疫力をもっている。それが鍛えあげられてAPOBEC酵素になった。それを今回、合同チームが科学的に裏付けた」

研究チームの国立遺伝学研究所の井ノ上逸朗教授は、以下のように説明している。

ウイルスの変化には二種類あり、一つはウイルス自身のコピーエラー。しかし、コロナウイルスはnsp14というエラーを修正する酵素をもっている。もう一つは人間のウイルス防御反応で、その原動力が「APOBEC」という酵素である。この酵素はウイルスに変化を起こさせ、殺す役割がある。なかでもAPBEC3Aは、新型コロナウイルスのようなRNAウイルスに作用しやすいことがわかっており、日本、東アジア、オセアニア、南アフリカにはAPOBEC3Aの活性が高い人が多い。

そして、コロナウイルスのnps14自体が変化してしまうと、コピーエラーの修復が困難になるが、日本では、そういう変化が何回か起き、そこにAPOBECが影響している可能性があるという。研究の結果、ウイルスの間でエラーがどんどん増えていったことがわかっている。これは新コロナがすでに死滅にむかっていることを示唆し、日本ではデルタ株はすでに感染性が低くなっていて、新しく流入しない限り、感染は起こらないだろうと見ている。

緊急事態が解除されて1か月以上が経過し、新規感染者の減少が続いている。さまざまな要因が重なってのことだが、現時点では心配する必要がなくなったと考えていい。新型コロナウイルスの終息宣言がなされたのだ。

新型コロナウイルスは感染
⇒ 10分で細胞内に侵入
⇒ APBEC3Aが立ちはだかる
カテゴリー: 水の探究