水不足になると脳によって体細胞から
66%、細胞外液から26%、毛細血管から8%の水が奪われる

体が水不足になると、水不足を我慢できない細胞と比較的我慢できる細胞に分かれるようになっている。

体が水不足になると、直接的に命にかかわる細胞に、
優先的に水を配分する仕組みになっている。
水の分配を支配しているのは脳細胞である。

先ず、脳細胞が最優先される。次が肺、肝臓、
次が内分泌系の細胞となり、筋肉、骨、皮膚の細胞は後回しになる。
末端の頭髪までは、中々、水が届かない。
白髪や禿頭は水不足が原因と思われる。

水不足が進行すると、いろんな病的症状が現れる。
この時、水を飲めば、ほとんどの症状は改善するはずだ。
しかし、多くの人は水の補給を間違っている。

たとえば、ビール、ジュース、炭酸飲料は
いくら飲んでも水不足の解消にはならない。

これらアルコールやカフェインなどは利尿作用がある。
利尿は水不足を助長していく。ジュースはカリウム過剰で脱水を促す。

十分に水の補給ができていれば、
ビールやお茶、コーヒーは嗜好飲料としていいが、水不足の解消にはならない。害あって益なしだ。

慢性的な水不足が続くと、
血管は血液量を確保するため細胞外液から水を奪う。
血液量を確保しないと血液がドロドロになり、pHも変わり、
タンパク質も変性して機能しなくなる。
さらに、少ない血液を送り出す心臓は無理をして働くために血圧が上がる。

筋肉や骨、皮膚は水不足で細胞が弱り、組織が傷つく。
傷ついた組織から痛みや炎症を起こす成分
(プロスタグランジンやヒスタミン)が作り出される。

胃痛、腰痛、皮膚炎、喘息は
水をもらえなかった組織の悲鳴である。

水不足で喘いでいる組織の悲鳴だけを押さえつけても
病気が治るはずがない。

病院に足しげく通うと医師は、
組織の悲鳴に向かって「胃潰瘍です。腰痛です。リウマチです。
アトピー性皮膚炎です。喘息です。高血圧です」と病名を付けて、
毒薬を処方し、人殺しの外科手術を施す。

水不足を放置した結果、水を飲むだけでは耐えられない痛みや炎症が起き、
病院の世話になるしかなくなる。
しかし、病院は決して、救ってくれる所ではない。

病院で治る病気は抗生物質が効く病気くらい。

ほとんどの病気は自分で治すしかない。

カテゴリー: 水の探究