生命を育むエネルギーは自然水の中に存在している
(ヴィクトル・シャウバーガー)。

シャウバーガーは川や山の水(生きた水)の研究に生涯をささげた。
現代において、自然水はダイヤモンドよりも希少で価値がある。

自然水は宇宙から降ってくる大気圏の水と、地球内部から湧き出てくる岩石圏の水の二種類によって成り立っている。

二つの水が合体して、水のエネルギーが生まれ、生きた水となった。
大気圏由来の水には、遠心力が働いており、宇宙由来のエネルギー(光、電磁気)を放射している。

岩石圏の水には、地球創世に発生した重力の影響を受け、求心力が潜在している。遠心力と求心力が水のエネルギーの正体である。自然水には、二つのエネルギーが螺旋状になって激しく動き回っている。

水はエネルギーの渦
(遠心力と求心力)

大気圏の水は、宇宙創成期に端を発し、星間ガスとなって、惑星や銀河系、太陽を作ってきた。「水が星を作った」━━宇宙物理学では、定説となっている。

現在も星を作った残り水が宇宙空間を漂い、年間、数百億トンの水が宇宙から大気圏に降り注いでいる。(地球は太陽を作った大気圏の残り水で作られた━━「水の神秘」 ウエスト・マリン・河出書房新社)

大気圏の水は、固体、液体、気体、プラズマの形で存在し、宇宙のエネルギー(電磁気・光)が溶け込んでいる。今も大気圏から上空に間断なく水が降ってきている。

銀河系で最もたくさんの星を生む場所の一つが「オリオン座の雲の複合体」である。そこでは非常に多くの星が生成と消滅を繰り返し、同時に大量の水が生産されている。   

星の寿命が尽きた時(超新星爆発)に水が生成され、宇宙に飛び散っていく。10年前のアメリカ・NASA(航空宇宙局)の観測データによれば、オリオン座の流星群で小規模の超新星爆発が起きた。その爆発で宇宙空間に飛び散った水は、地球の海の約1000万倍という想像を絶する量だった。 一方、地球内部の7000km近辺の地殻(マントル)には、地球創成期の水が大量に存在していることが、確認されている。地球内部から湧き出てくる水は、鉄、マンガン、ケイ素を含んだ岩石を溶かし込み、岩石圏の水と呼ばれている。マントルは地球のコアであり、強大な求心力(重力)を発生している。

地球最深部の構造

カテゴリー: 水の探究