36億年前、大気圏の水が地球に降り注ぎ、地球内部から湧き出てきた岩石圏の水と深海の熱水噴出孔で合体、重合して地球生命を誕生させた。
大気圏の水の遠心力と岩石圏の求心力のバランスによって地球環境(気圧、湿度、降水量など)が決定されている。さらに、台風、竜巻、地震、津波、噴火、異常気象なども、二つのエネルギーバランスの崩れが要因となっている。
岩石圏の水の成り立ちを調べてみた。
45億年前、マグマが膨張して地球が拡大していった。地球最深部において、マグマが冷えて固まり、マントルとなった。マントルから染み出した水が岩石圏の水である。
岩石圏の水は、地球最深部でマントルに繋がっており、発生する求心力は重力エネルギーとなって地球内部を支配している。
一方、大気圏の水は、遠心力となり、エクトロピーという正のエネルギー(進化・発達・成長・安定・効率)の源となっている。
一方、岩石圏の水は、求心力となり、エントロピーという負のエネルギー(退化・秩序の低下・不安定・非効率)を作り出している。求心力の向かう方向は地球内部であり、重力を生み出している。重力がなかったら地球上には住むことが出来ない。 人体の血流、血圧、神経系、筋肉系、骨格筋は重力によって作られている。重力が生命エネルギーに適度なブレーキをかけながら、コントロールしている。重力が生命を進化させたという学説もある。
地球内部の水
地中6000kmの環境は、高温・高圧の極限環境で物質は、エネルギー化して、水を解離している。この解離水が生命のスープとなり、地球生命を誕生させた。
マグマから抽出した岩石水は、結合水となり、海底の解離層を突き破って海底から噴き出した。これが、熱水噴出孔と呼ばれ、地球生命の誕生の現場となった。